「本を読んでもすぐ内容を忘れてしまう…」
「忙しくて読書をする時間がない!」
そんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか。
内容を覚えていないということは、自分の知識になっていないということです。
せっかく時間をかけて読んだのに、もったいないですよね。
また、読書をしたくても仕事やプライベートが忙しいと、つい後回しになってしまいがちです。
記憶に残る読み方をしたい!どうしたらいいにゃ?
今回は、忙しい人でも実践できる「読書術」の本を紹介します。
『読んだら忘れない読書術』
樺沢紫苑(著)
『読んだら忘れない読書術』の概要
著者は現役の精神科医であり、ベストセラー書籍「アウトプット大全」の作者でもあります。
この本では、読書によって自分の知識を定着させ、自己成長に結びつけるための「読書術」を知ることができます。
なぜ、本を読んでも内容を忘れてしまうのか?
本を読んでも記憶に残らない理由。
それは、
「アウトプットが足りないから」
ちょっと待った!アウトプットってなに?
アウトプットとは、脳の中に入ってきた情報を外に『出力』すること。
例えば、書く、話す、行動するなどです。
本を読むのは「インプット」(脳に情報を入れること)です。
インプットだけでは内容を覚えられないのも無理はありません。
というのも、人間の脳には毎日膨大な量の情報が流れ込んでおり、それを全て記憶すると脳がパンクしてしまいます。
そのため、重要な情報以外は全て忘れるようにできているのだそうです。
アウトプットが大事!
忘れてしまう理由はわかったけど、何したらいいにゃ?
読書の内容を記憶に残すためには
「1週間に3回アウトプット」することが必要です。
受験勉強などの暗記術の本によると、勉強をしてから1、3、7日目に復習すると暗記しやすいといいます。
これを応用して本の内容をアウトプットしていきます。
- 本を読みながら、メモをとる。マーカーでラインを引く。
- 本の内容を人に話す。
- 本の感想をSNSでシェアする。
- 書評、レビューを書く。
この中から3つを1週間以内に行えば、やらない時より圧倒的に記憶に残ります!
スキマ時間に読書をすると記憶に残る
忙しくて本を読む時間がない!
そんな時は、「スキマ時間」を読書の時間に当ててみましょう。
通勤中の電車の中、休憩時間、約束の待ち時間など、ついスマホを触ってしまいがちな場面で本を読むのです。
この「短い時間」が実は大事で、人間の脳は時間制限を決めることで集中力が高まり、記憶に残りやすくなるのだそうです。
速読ではなく、「深読」を目指そう
本をいっぱい読むためには速読が必要なんじゃないの?
早く読もうと速読したところで、知識が定着していなくてはなんの意味もありません。
内容を深く、しっかり理解して「内容を覚えている」「内容について議論できる」レベルの読み方を目指しましょう。
インプットとアウトプットを続けていけば、自然と読むスピードは上がってくる!(はず)
まとめ
今回は、『読んだら忘れない読書術』を紹介しました。
アウトプット(話す、書く)から始めてみるにゃ!
実は、私が「ブログを書こう!」と決意したのはこの本がきっかけです。
同じ著者の『アウトプット大全』はすでに所持していたのですが、掲載されているアウトプットの種類が多くて何から手をつけていいかわからずにいました。
しかし、この本では具体的な読書法とアウトプット法がシンプルに書かれており、実際の行動へとつながりました。
『読んだら忘れない読書術』には、今回紹介しきれなかった脳科学から見た読書の大切さや、さまざまなテクニックが満載です。
本を読んで自己成長したい方に、自信を持っておすすめします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!