
こんにちは、ねこもちです。
昨晩(2021年2月14日)大きな地震がありました。
みなさんお怪我などありませんでしょうか。
福島県沖を震源地とした最大震度6強の地震で、私の住む関東地方でも震度4の揺れを観測しました。
うちの猫もびっくりして飛び上がるほど、ここ最近では一番大きな地震となりました。

こ、怖かったにゃ
地震が起きると家中のものがガタガタ音をたてるため、食器や電気器具などが落ちてこないか心配になりますよね。
その時は「対策しなくては」と思っても、ほとぼりが冷めると忘れてしまったり……
家具を壁に固定する器具や、天井と繋ぐ突っ張り棒などさまざまな耐震グッズが販売されています。
それらも有効ではありますが、本当に大きな地震が来た時「絶対倒れてこない」とは言い切れないのではないでしょうか。
実は、私の家には収納家具がありません。
本棚、タンス、食器棚、テレビ台など、いわゆる「ものを収納するための家具」を持っていないんです。
おかげで地震が起きても自分が家具の下敷きになってしまう心配は全くありません。
自分はもちろん、猫のことも守ってあげなくてはいけないので、なるべく不安は取り除いておきたいんです。
いわゆる『ミニマリズム』(必要最小限のもので暮らすスタイル)に近いものがありますが、意外と防災に役立っていると感じるようになりました。
今回は、部屋の中のものを減らしていくことで防災にも役立つポイント6つを紹介していきたいと思います。
大地震で命を守るための6つのポイント
背の高い収納家具を捨てる
自分の身長を越す高さの収納家具を持っていませんか?
強い地震が起きた時に倒れてくる可能性が高く、大変危険です。
特に、食器棚は上の方にある食器が勢いよく落ちてきて、割れると怪我をしてしまいます。
またドア付近に大きな家具があると、倒れた場合にドアを塞いでしまって部屋から出られなくなる危険もあります。
背の高い収納家具は思い切って「捨てる」という選択肢も考えてみてください。
大型家具を廃棄する場合、たいていの自治体では「粗大ごみ」として出すことが定められています。
普通は有料の粗大ごみシールなどが必要になると思います。

まだ使えるのに、
お金を出して捨てるなんてもったいない……
たしかに、まだ現役で使っているし、壊れているわけでもないのにもったいないと思う気持ちもわかります。
しかし、自分の住んでいる地域にいつ巨大地震が来るかわからない以上、少しでもリスクを下げておくことが大事だと思います。
ものを減らす
ものが多ければ多いほど、災害時に部屋から脱出できる時間が長くなってしまいます。
震度6にもなると部屋中のものが床に散乱し、足の踏み場がなくなってしまうのです。
今の私の部屋は、たとえ部屋中のものが全部床に落ちても、余裕で歩いて玄関ドアまでたどり着けます。(部屋が広いわけではありません)
まずは部屋の出入り口付近、廊下などからものを減らしてみてはどうでしょうか。
一言で「ものを減らす」と言っても、減らす=捨てるという大がかりな作業が待っているので、こちらは別記事で紹介しようと思っています。
割れやすい置き物やインテリア雑貨を減らす
うちには置物もおしゃれなインテリアもありません。
以前は海外製のインテリア雑貨やお香立てを置いてアジアンチックな部屋を目指していました。
しかし……

にゃー!おもちゃにゃ!!
……ガシャーン!
……そう。猫を家族に迎え入れてからというもの、高いところに配置した雑貨を片っ端から落とされてしまいました。
雑貨を元の場所に戻しても、何度も落とされてしまうんです。(涙)
それに、猫のことを調べていくうちに「お香やアロマは猫にあまりよくない」ということがわかりました。
ちょうど「ものを減らす生活」にとっかかり始めていたこともあり、インテリア雑貨もお香も全て処分することにしました。
結果的に、地震が起きても落ちて割れるものがほとんどない部屋が出来上がりました。
私の場合は極端ですが、特別気に入っているわけではないけどなんとなく飾っている雑貨(とくに割れやすいもの)があれば、この機会に処分してみてはいかがでしょうか。
吊り下げ式照明はやめる
天井からワイヤーなどでぶら下がっている照明器具、おしゃれですよね。
IKEAに行くとたくさんのランプや、中にはシャンデリアまで販売されていて目移りしてしまうほどです。
しかし、防災の点から考えるとあまりおすすめできません。
照明部分が落下したり、天井にぶつかって割れたりしてしまう危険があります。
天井に直につける照明(シーリングライト)であれば、落ちてくる危険はかなり少なくなります。
防災袋を用意する
ものを減らす生活をしていると、どんどん部屋がスッキリしていきます。
日常生活に必要ないものはガンガン捨ててしまいがちなのですが、防災袋はしっかり用意しておいた方がいいと思います。
私は専用の防災袋ではなく、旅行や登山の時に使っている30リットル程度のバックパックを使っています。
バックパックは普通に収納していると場所を取るだけなので、防災袋にすると大きさもちょうどよく家でも役に立ってくれています。
防災袋に何を入れるかはネットにたくさん情報があります。
懐中電灯や救急セットなど、自分に必要なものを揃えていきましょう。
いつもの食品をちょっと多めに買う
ミニマリズムを実践すると、余計な食品を買わなくなります。
使い切れる量だけ買うのは経済的にも良いのですが、災害時に「水も食料もない!」という事態になりかねません。
非常食も悪くはないのですが、使う機会がないと何年も放置してしまっていつのまにか賞味期限が切れていた……ということも過去にはありました。
今は、普段からよく食べていて日持ちのするものを少しだけ多めにストックしています。
例えばレトルトごはん、サバ缶、カップ麺など、いかにも非常食ではないけれどそこそこ賞味期限が長い食品です。
これらは普段の食事で消費していくので、減ってきたら買い足すという習慣ができれば自然と災害対策になります。

ボクのごはんも忘れないでにゃ
まとめ
今回は、大きな地震が起きた時に命を守るための6つのポイントを紹介しました。
- 背の高い収納家具を捨てる
- ものを減らす
- 割れやすい置き物やインテリア雑貨を減らす
- 吊り下げ式照明はやめる
- 防災袋を用意する
- いつもの食品をちょっと多めに買う
私も今回の地震であらためて「備えをしなければ!」と再確認しました。
今回の記事が災害対策に少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!