こんにちは、ねこもちです。
突然ですが、私は物事を覚えるのが苦手です。
暗記型のテストや試験などがんばって勉強したはずなのに、テストが始まるとすっかり忘れてしまうことが。
自分に暗記能力はないんだ……と半ば諦めつつもこのままではいけないと、社会人になってからは大事なことはメモを取るようになりました。
しかし歳をとるにつれ、もともと無い記憶力がさらに悪化していくのではないかと不安を感じるようになってきました。

大事なことを忘れないためには
どうしたらいいのかにゃ?
今回は、受験生はもちろん一生使える、覚えなくてもいい記憶術の本を紹介します。
『覚えない記憶術』
樺沢紫苑(著)
『覚えない記憶術』の概要
このブログで以前紹介した『読んだら忘れない読書術』『神・時間術』の著者、精神科医 樺沢さんによる、記憶術について書かれた本です。
暗記力や記憶力に頼らず、努力もせず、気付いたら記憶に残っている。
そんな理想的な記憶術が多数紹介されています。
「何度も使用される情報」「感情が動いた情報」は記憶できる
人間の脳は、「重要ではないこと」は99%忘れてしまうようにできているのだそうです。
ただ漠然と見たり聞いたりしているだけでは、脳が重要な情報と認識しないので記憶ができない。
脳に「重要」と判断させるためには、その情報を何度も使用するか、感情を動かすことが必要なんです。
そこでおすすめされている方法が「書いてアウトプット」です。
手を動かすことで脳が刺激されるため、ノートやメモなどとにかく書いて、何度も繰り返していくうちに脳が自然と「重要な情報」と判断して、記憶することができる!
さらに、感情を動かすには「ストーリー化」が良いそうです。
英語の文法や数学の公式などは、丸暗記するよりもなぜそうなるのか理解を深めた方が覚えやすいですよね。
人に感想を話したり、教えたりするのもストーリー化するには有効です。
私もブログを書くようになってから、書評を書いた本に関してはすぐに内容を思い出せるようになりましたし、実際に日常で本の内容を実践するようになりました。
記憶は準備が9割
何かを覚えようと思ったら準備が必要です。
記憶するには4つのステップがあります。
理解→整理→記憶→反復
理解と整理をすっ飛ばして記憶だけしようとしても、「エピソード化」「ストーリー化」ができていないのでなかなか記憶が定着しません。
学生時代に英単語や歴史の人物などを何度見ても覚えられなかったことを思い出します……
私は社会人になってから「世界遺産検定」という検定試験を受けましたが、テキストの内容を暗記するタイプの試験でした。
今思い返すと、実際に見たことのある世界遺産や、すでに知っている歴史に関連する世界遺産の内容は1〜2回で覚えられたのに、そうでないものはすぐに忘れてしまっていました。
なんとか1級に合格することができましたが、「ストーリー」や「エピソード」に絡める方法を知っていたらもう少しいい点を取ることができたのかもしれません。
メモ!メモ!メモ!
社会人はカンニングしよう!
仕事はテストではないので、大事なことをメモしておけばいつでも見返すことができます。
私はもともと仕事に関することから買い物リストまで、思いついたことは何でもPCとスマホで同期できるクラウドメモアプリに書き留めています。
おかげで「このPCエラーどうやって解決するんだっけ?」「あれ?なに買おうとしてたんだっけ?」といったことがなくなりました。
さらにスケジュールやToDoリストなどもアプリを活用しています。
しかし、この本にはToDoリストに関しては紙に書くしかないとありました。
確かにToDoリストを開くためにロック解除して、アプリを開いて…と数秒ではありますが手間に感じますし、常に見えているわけではないので、そもそもリストの存在を忘れてしまうことも。
その点、手書きメモをデスクに置いておけば常に目に入るため、1秒もかからずにやるべきことを確認することができる。
これは確かに!と思ったので、ToDoリストに関しては紙に書く方法に変更してみることにします。
まとめ
今回は、『覚えない記憶術』を紹介しました。
- 丸暗記せずに、理解と整理を重視する
- とにかく書く、またはストーリー化する
- なんでもメモする

もっと早く知りたかったけど
今からでも遅くない!
無理に覚えようとしなくても、メモを活用することで瞬時に記憶を呼び戻すことができます。
もともとメモを取ることを習慣にしていたので、これからも続けていきたいと思います。
『覚えない記憶術』には、今回紹介しきれなかった睡眠と運動の重要性や、脳の老化防止についてなど、まだまだたくさんの記憶術が紹介されていますのでぜひ読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!