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『基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル1』レビュー!大人のやり直し英語、英文法がわからないのは日本語のせい?

英語

こんにちは、ねこもちです。

大人になってから「英語をやり直そう!」と思い勉強をはじめてみるものの、挫折してしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。

学生のころにずっと文法の勉強をしていたのに
どうして英語がわからないんだろう?

何年間も英語を学んだはずなのに、大人になって英語を使わない生活を続けていると、基本的な文法ですら忘れていたりしますよね。

今回は、今まで軽く10回ほど挫折した私が、はじめて「わかる!」「おもしろい!」と思った英語の本を紹介します。

基本にカエル英語の本 英文法入門 [レベル1]

石崎秀穂(著)

基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル1

こちらはシリーズとなっていて、レベル1、2、3の三冊あります。

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基本にカエル英語の本を読もうと思ったきっかけ

大人になって何度か英語をやり直そうとNHKのラジオ英会話を聞いたり、「すぐにペラペラ英会話」のような本を買って読んでみたりしましたが、あっけなく挫折

「なぜ続かないんだろう?」

「なぜわからないんだろう?」

という、「何がわからないのかわからない」状態でした。

学生時代に英検3級を取得したものの、それ以降あまり英語に触れていなかったため

「三単現のs」

「数えられる単数形の名詞にa(an)をつける」

といった基礎的なことも抜け落ちています。

なにより文法が大嫌いで、「主語」「動詞」「目的語」「補語」などの理解も曖昧なものでした。

そもそも日本語文の目的語ですらよくわかっていないのに、それが英文になったら脳がフリーズしてしまいます。

そこでもっと基礎の基礎からやり直すべきかもしれないと考えました。

中学英語を理解しているつもりで、難易度の高い本や文法を無視した本を読んでいたのが挫折の原因では?と思ったのです。

日本語文の文法から教えてくれる超やさしい本はないかなと探していたところ『基本にカエル英語の本』シリーズを見つけ、読んでみることにしました。

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基本にカエル英語の本の概要

基本にカエル英語の本』シリーズはレベル1〜3までのシリーズになっていて、英文法の入門部分について解説された本です。

レッスン後には「確かめよう!」(ミニテスト)があり、学習したところが理解できているかを確認することができます。

今回紹介するレベル1で学習する項目はこちら

  • 肯定文
  • 第1文型、第2文型、第3文型
  • 現在形、過去形、未来形
  • 名詞
  • 形容詞
  • 助動詞
  • 不定詞の名詞的用法
  • 現在進行形
  • 現在分詞の形容詞的用法
  • 動名詞
  • 冠詞

これを見て

「あぁ、やっぱり…なんとか分詞のなんちゃら的用法とか意味不明だし今回もダメかも」

と思いましたが、パラパラとめくってみるとカラーイラストが多いことに気づきます。

イラストだと、文章だけよりも直感的にわかりやすさを感じます。

そして前書きには「本の中には難しい文法用語は出てきません」と書いてあります。

最後には、私はこの本に書いてある文法が分かるようになっていました。

一から説明されているので、学生時代に英語が苦手だった方にもわかりやすい本です。

逆に、ある程度英語をやってきた方にとっては、はじめのほうは簡単すぎると感じてしまうかもしれません。

しかし、ここでしっかり基礎をていねいに理解することで、今後の学習の土台となります。

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CD付き

基本にカエル英語の本』には音声CDがついています

最近の書籍では音声ダウンロードや動画のQRコードがついていて、スマホで聞いたり見たりできるものが多いので、ここは少しデメリットかもしれません。

CDには本文に出てきた日本語文、英文が収録されています。

アメリカ人男性の声で、日本語は少し聞き取りにくいところもありますが、英語は聞き取りやすくはっきりした発音だと感じました。

本を見ずにCDだけを聞いて、日本語文→英文に瞬時に訳す訓練もできます。

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文法を日本語で解釈してから英文にする

この本では、まず日本語文の主語、動詞、目的語、補語を見つけるところからはじまります。

たとえば「私は英語を勉強する。」なら、

  1. 「私は」が主語
  2. 「英語を」が目的語
  3. 「勉強する」が動詞

「彼は日本人です。」なら、

  1. 「彼は」が主語
  2. 「日本人」が補語
  3. 「です」がbe動詞

といった感じで、日本語文の主語や動詞の見つけ方が解説されています。

そのあと日本語と英語の語順の違いを学び、日本語文を英文にしていきます。

「私は英語を勉強する。」なら、

  1. 「私は」が主語
  2. 「英語を」が目的語
  3. 「勉強する」が動詞
  4. 日本語は主語目的語動詞の順になっているので、英文にするために主語動詞目的語の順に並び替える。
  5. 私は勉強する英語を を英文にする。
  6. I study English.

このような感じで、問題の日本語文が出てくるたびに主語、動詞、目的語、補語を探し、並び替えて英文にするという作業を1冊かけてやっていきます。

一見面倒で退屈に感じるかもしれませんが、この順番を何度も反復することで理解が深まり、身についていく実感がありました

後半で動名詞や助動詞も出てきますが、はじめから順番にやっていけば全て応用となっていますので、同じやり方をあてはめればすんなりと英文にすることができます。

たとえば「彼女は野球をしている少年を見た」を英文にしてみます。

  1. 「彼女は」が主語
  2. 「野球をしている少年を」が目的語
  3. 「見た」が動詞(過去形)
  4. 日本語は主語目的語動詞(過去形)の順になっているので、英文にするために主語動詞(過去形)目的語の順に並び替える。
  5. 彼女は見た(過去形)野球をしている少年を を英文にする。
  6. 野球をしている少年は、the boy playing baseball
  7. She saw the boy playing baseball.

「野球をしている少年」をそのままの順番で英語にすると「baseball playing the boy」ですが、これは間違いです。

なぜかというと、日本語と英語では語順が違うからですね。

「野球をしている」は「少年」について説明していて、英語では長い説明文は後ろに持ってくる性質があるので、「野球をしている少年」は「the boy playing baseball」となります。

なぜ目的語の中に「playing」という動詞が入っているかというと、「野球をしている」は「少年」という名詞について説明している言葉です。

名詞について説明する言葉を形容詞といい、「野球をしている」は形容詞としての使い方になっているため、目的語の中に入っています。

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私の学習方法

ここからは、この本を使った私なりの勉強法を一例として紹介したいと思います。

今まで挫折し続けていた理由の一つが「一度本を読んだだけで理解した気になっていた」ことです。

よくわからないところもあったけど、一応読んだしまぁいっか〜という感じで、復習もしていませんでした。

今回は内容を理解できていないまま放置することはせずに、CDも活用しながら以下のやり方で学習していきました。

  1. 1レッスンごとに読みながら、例文と「確かめよう!」の日本語文、英文を声に出す
  2. 本を見ながらCDの日本語文、英文を真似して声に出す
  3. 本を見ずにCDの日本語文を聞いて瞬時に英文を声に出す
  4. 1〜3までを翌日以降に3回復習する(3日後、7日後など日をあける)
  5. 本の内容をほぼ理解したら、CDをシャッフル再生しながら日本語文を聞いて瞬時に英文を声に出す(トラック36以降はボーナス要素なので飛ばしてもOK)

ポイントは、例文を音読する(声に出す)ということです。

特に、日本語文を聞いて英文を瞬時に口に出すトレーニングを続けると「理解した気になる」→「理解した」状態になっていきます。

ボリュームとしてはさらっと読めば1日でも読める量ですが、しっかり理解しながら音読し、CDも使っていくと4日ほどかかりました。

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まとめ

今回は『基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル1』についてレビューしてきました。

まとめ
  • まず日本語を文法で理解してから、英文にする
  • イラストが多く、感覚的にわかりやすい
  • CDで何度も復習できる

日本語の文法から

理解すればよかったのにゃ!

文型についてはなんとなくしか理解できていなかったのですが、この本を音読して復習を繰り返すことでほぼ理解することができました。

暗記中心の学習から少しづつ抜け出し、文法が定着していっているのを感じます。

今までの「わからない→つまらない→続かない→挫折」という悪循環が、「わかる→おもしろい→続いている→達成」という、良い流れになってきています!

この本はシリーズ1冊目なので、[レベル2][レベル3]も引き続き記事にしていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル1

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