こんにちは、ねこもちです。
エジプト旅行記、2日目から続いて3日目になります。
前回はカイロの観光を終えたところまででした。
今回は、アスワンにあるアスワンハイダム、イシス神殿、切りかけのオベリスクの観光や、ファルーカ体験、ナイル河クルーズ船について書いていきたいと思います。
アスワンへ
3日目の朝。なんと2:30起きです(もはや朝じゃなくて夜)
前日に体調を崩してしまいましたが、なぜかこの日も眠れず寝不足で気分の悪いまま観光することになってしまいました。
カイロ国際空港へ向かう車内でお弁当をちょっとだけいただきます。
朝6:15の便でエジプト航空の国内線に搭乗し、アスワンへ向かいます。
景色は砂漠一色になりました。
約1時間25分でアスワン空港に到着し、ガイドさんと合流します。
体調がよくないため観光時間を短めに調整してもらって、昼頃にクルーズ船にチェックインすることになりました。
こういう時は、団体旅行ではないので調整ができてありがたいなぁと感じます。
車でアスワンハイダムへ向かいます。
アスワンハイダム
ダムの上を通り、アスワンハイダムに到着。1970年に完成した近代建築です。
上からナイル河方面(北側)を見るとこんな感じ。
ダムの反対側は、ナセル湖方面(南側)が見えます。
ダムの建築によってできたこの湖は、琵琶湖の面積の7倍以上もあるそうです。
昔ナイル河はたびたび氾濫していたそうですが、この巨大なダムができてからはそういったことはなくなったようです。
湖にはワニがいっぱい住んでいるので、船で魚を捕るのは危ないため禁止されているそうです。
【世界遺産】イシス神殿(フィラエ神殿)
アスワンハイダムから少し移動し、イシス神殿に行くための小型ボートに乗船します。
神殿は小さな島の上に建っていて、船が近づくにつれてだんだんとその姿が見えてきます。
ボートを降りて神殿の中に入っていきます。
エジプトに来てから最初に見る古代遺跡で、テンションが上がります!
下の人たちと比べるとわかりやすいですが、とても大きいです。
ここは古代エジプトで崇拝されていたイシス神を祀る神殿で、今から2200年以上前に建造されました。
この神殿はもともと今より低い位置にありましたが、ダム建設の際に水中に沈んでしまうのを避けるため、ユネスコによって現在の島の上に移転されました。
エジプトは、現在は一神教で偶像崇拝禁止のイスラム教徒が多数を占めていますが、古代では多神教で、様々な神様を偶像崇拝していたんですね。
塔門や内部のレリーフには神々の姿がくっきりと残っていました。
ここはコプト教徒(原始キリスト教)に教会として使われていたことがあって、一部の壁画が削られていたり、十字架が彫られているところもありました。
観光後は、再びボートに乗りアスワンへ戻ります。
【世界遺産】切りかけのオベリスク
次は、切りかけのオベリスクへと向かいます。
オベリスクとは、神殿の入口などに立っている彫刻が施された柱のようなもの。
こちらは、6日目に訪れたカルナック神殿の中にあるオベリスクの完成形です。(※切りかけのオベリスクではありません)
切りかけのオベリスクは完成形ではなく、製作中にヒビが入ってしまったため放棄されたと考えられています。
ちょっと遠くて見づらいのですが、真ん中のあたりにあるのが切りかけのオベリスク。
写真の左側に階段があって、岩の上に登って間近で見ることもできるのですが、体調が良くなかったので下から見学しました。
この場所は石切り場で、古代のオベリスクの制作技術を知ることができる貴重な場所だそうです。
ファルーカ(小さなヨット)体験
次はナイル河に向かいます。
川沿いにマクドナルド発見!
さすが、世界中どこにでもありますね~
クルーズ船が停泊している乗り場あたりから、ファルーカという小さなヨットに乗ります。
写真の左側に小さく見えているヨットがファルーカです。右側はアスワンの町。クルーズ船がたくさんとまっています。
ファルーカにエンジンはありません。船長は船の前に行ったり後ろに行ったりして風を読みつつ、帆を操って船を動かします。すごい職人技。
のんびりナイル河をただよって、30分ほどで乗船場に戻ります。
ナイル河クルーズ船
ファルーカを降りたら、すぐ近くに停泊しているクルーズ船にチェックインです。
今回お世話になる5つ星ナイル河クルーズ船は「Nile Shams」
船は3隻くらいが横にくっついて停泊していて、奥側の船に乗るには手前の船の1階のロビーを通って移動します。
チェックイン後は、船内のレストランで昼食をとります。朝早かったので、お腹がグーグーいってます。
ビュッフェ形式で、パン、ごはん、牛肉、鶏肉、魚、野菜、スープ、デザートなど種類豊富。
イスラム教の国なので、豚肉はありません。
魚はナセル湖で獲れるテラピアという白身魚のフライです。
生野菜がとてもおいしそうだけど、ここはグッと我慢。温野菜をとります。
よく考えたらエジプトについてからまともな食事をとっていなかったので、初のエジプト料理になりますね。
口に入れてみると…ん、いける!
そんなに癖もないし、塩胡椒とスパイスで味付けした感じであっさりしていて、普通においしいです。
デザートは基本激甘仕様。てんてんがデザート盛り盛りにしてました。
ランチをいただいたあとは、3泊4日滞在する部屋に移動します。
気になるお部屋の写真は、こちら!
窓からナイル河が見える!部屋の広さは日本のビジネスホテルより狭いくらいですが、この景色はここでしか見られません。窓は開けることができます。
客室は1階から4階まであって、一番上の4階で眺めがよくラッキーでした。
この日の観光は早めに終わったので、部屋でゆっくり休みます。
体調の悪さが続いていたので夕食はパスし、日本から持って行ったエナジーバーやお菓子を食べて早めに寝る準備をします。
いよいよ明日は一番楽しみにしていたアブ・シンベル神殿。
世界遺産ができるきっかけになったこの神殿。世界遺産検定1級保持者として、見なきゃ日本に帰れません!
絶対に体調を戻したい!(って意気込みすぎると余計眠れなくなる気が…)
4日目に続きます。
ここから下は、クルーズ船についての補足など書いていきます。
船について
1階~4階まで客室で一番上は屋上になっていて、1階にレストラン、2階にフロント・ロビー・バー・ショップ、3階にも布製品を扱う小さなショップがありました。
屋上にはプールがありましたが、寒くてとてもじゃないけど入れません。
ベストシーズンのためか部屋は満室。もうコロナの影響は全くないといってもいいくらいの繁盛です。
船は乗ったらすぐに出航するわけではなく、翌日の昼過ぎくらいまでアスワンに停泊するようです。
部屋について
部屋にはエアコン、テレビ、トイレ、シャワー、洗面台、ドライヤー、テレビがあります。シャワーのお湯はぬるめ。テレビはほぼ映りません。湯沸かし器はありません。
アメニティは石鹸、シャンプー、バブルバスくらいです。歯ブラシはありません。
Wi-Fiは有料です。てんてんがエジプトのSIMカードを買ったので、デザリングで回線を使わせてもらいました。
川の上なので波はなく揺れはありませんが、停泊中もずっと船のエンジンがかかっているため、小刻みな振動があって音もうるさいです。(脱水機回してるみたいな)
夜寝てる間もずっと音と振動があるので、慣れるのに少し時間がかかりました。
ミネラルウォーター
エジプトでは水道水は飲めないので、旅行中常にペットボトルの水を持ち運ぶことになります。
船内で買えるミネラルウォーターは600mlのペットボトルが20ポンド(約90円)、1.5リットルが40ポンド(約180円)。日本のスーパーの値段くらいで、そこまで高くなかったです。